広告主、アフィリエイト・パートナー、アフィリエイト・サービス提供者の三者の努力規定を包括的に明記。

アフィリエイト・サービス提供者の事業団体である日本アフィリエイト・サービス協会(所在地:東京都港区、会長:ティム・ウィリアムズ/バリューコマース株式会社取締役、以下、アフィリエイト協会)は、アフィリエイト広告(成功報酬型広告)の関係者が遵守すべき業界統一基準である「アフィリエイト・ガイドライン」を本日発表しました。これはアフィリエイト協会加盟各社が今年2月の協会設立以来討議を重ねてきたもので、アフィリエイト広告の関係者すべてを対象にしたガイドラインとしては世界で初めて(アフィリエイト協会調べ)の業界基準です。

アフィリエイト広告市場の急成長により、広告主(Eコマースサイト)、アフィリエイト・パートナー(広告掲載サイト)、アフィリエイト・サービス提供者とも急増しており、一部にはアフィリエイト・パートナーによる迷惑行為や不正に報酬を得る行為、消費者の保護が不十分な広告主、アフィリエイトの名を騙る詐欺商法などを散見するようになりました。「アフィリエイト・ガイドライン」は、このような状況を憂慮し、消費者の保護、健全な市場育成、業界の社会的な認知度向上を目的とし策定されたものです。アフィリエイト・サービス提供者、広告主、アフィリエイト・パートナーが、それぞれの立場で正しい知識を持ってアフィリエイト・プログラムを運営することを目指しています。

本ガイドラインの特徴は以下の通りです。

1.関係三者の行動基準の包括的規定

広告主、アフィリエイト・パートナー、アフィリエイト・サービス提供者の三者が遵守すべき行動を包括的に規定しています。アフィリエイト・プログラムの参加、広告主とアフィリエイト・パートナーとの提携、広告の設定および配信、アフィリエイト・プログラムの終了や個人情報保護と法令遵守に関する運用ルール等が規定されています。

2.不正行為に関する情報を共有

アフィリエイト協会に加盟する7社は、アフィリエイト協会を通じて不正行為に関する情報を共有するための仕組みを構築します。これにより不正行為を行なう者に対して、統一した対処を行なうとともに、手口に関する情報を共有することで不正行為を未然に防ぐことを目指します。

3.当初から業界関係者の約8割が遵守する業界標準

アフィリエイト協会加盟7社に参加するアフィリエイト・パートナー、広告主が業界全体に占める割合は8割程度に上ると推測されます(アフィリエイト協会調べ)。アフィリエイト・ガイドラインは当初から約8割の業界関係者に遵守していただく業界標準として、加盟各社の参加者を中心に認知を図ります。

アフィリエイト協会に加盟する7社は、安心、安全なインターネット社会実現のため、自ら定めたガイドラインを遵守し、関係者に対してガイドラインの認知を図り健全なアフィリエイト・マーケティング市場の育成に努めます。また、広告主、アフィリエイト・パートナーの意見を拝聴し、皆様の意見を反映した業界標準となるよう適宜内容を改訂する予定です。

アフィリエイト協会は、今後加盟7社との連携を深め、日本のアフィリエイト市場規模等の統計データを集計、発表する等、アフィリエイト広告市場の健全な発展に貢献していきます。

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